オナガアゲハ(尾長揚羽) アゲハチョウ科アゲハチョウ亜科

①時期:年2回ご4月下旬~5月と7~8月。寒冷地では年1回、6~7月に発生。②生息地:丘陵地~山地。③見られる場所:春はツツジ類、夏はネムノキ、クサギなどで吸蜜。④分布ソ:北海道~九州。⑤大きさ:47~68mm。⑥雌雄:雌は地色が褐色。⑦季節型:夏型は大形。⑧食草:ミカン科のコクサギごイヌプザンショウ、カラタチ、北海道ではミヤマシキミなど。
クロアゲハに似ているが、すらりと細身で尾が長く、市街地で見かけることはない。③夏は早朝から活動し、山の渓流沿いをゆっくり飛んで花々を訪れる。日中は日差しを避けて木陰ではねを広げて休んでいることが多い。⑥雄は、後ろばねの前ばねと重なる部分が白い。雌はジャコウアゲハの雌に似るが、胴体が黒い。雄は沢沿いに蝶道をつくり、集団で吸水することもある。(「ヤマケイポケッテガイド⑨ チョウ・ガ」より)

2002年5月19日、佐賀県唐津市七山の樫原湿原に寄りました。オナガアゲハがノアザミの蜜を吸っていました。