ナツエビネ(夏海老根)

本州、四国、九州の山地の林内に稀に生えるラン科の多年草。花期は7〜8月。高さ20〜40cmの花茎を伸ばし、淡紅紫色の花を10〜20個咲かせる。名前の由来は、春に花を咲かせる海老根蘭の仲間の中で、この花は夏に花を咲かせる為ついたとの事。他に夏から秋に花を咲かせる海老根蘭の仲間としてツルランと云うのも有るらしいが。

この花は8月5日、佐賀県東松浦郡七山村の樫原湿原にサギソウを写しに行ったとき、近くの野菜販売所で買った。3本の花穂がついて400円、ウハウハと感激して買ったのだが、咲いてくれた花穂は1本だけ。やっぱり400円の価値しかないのかな。8月下旬、やっと可愛い花を咲かしてくれた。

2001年8月26日 福岡県筑紫郡那珂川町の自宅