コムラサキ(小紫) タテハチョウ科タテハチョウ亜科

@時期:山地や寒冷地では年1回、暖地では3回発生。A生息地:河川敷などヤナギ類の生えている所。市街地でも見られる。B見られる場所:ヤナギ類、クヌギなどの樹液、獣糞に集まる。C分布:北海道〜九州。D大きさ:30〜42mm。E雌雄:雄は、表面に紫色の金属光沢がある。F季節型:ない。G食草:ヤナギ科植物各種。
小粋な名前だが、光の当たる角度によって、雄の表面にきらめく紫色が浮き上がることから「隠し紫」の名もある。Eなで肩のオオムラサキに比べ、はるかに小形で、はねはシャープ。Bはつらつと飛び、樹液などに集まるが、たいていはねを閉じたり開いたり忙しそうだ。黒色型はクロコムラサキの別名がある。雄の表面の紫色は、りん粉の色ではなく光の干渉によって現れる幻の色。(「ヤマケイポケッテガイドH チョウ・ガ」より)
2015年7月25日、大分県玖珠郡九重町の九酔渓に寄りました。コムラサキを見つけました。