ヒオドシチョウ(緋縅蝶) タテハチョウ科タテハチョウ亜科

@時期:年1回、6〜7月に出現。成虫で越冬。A生息地:平地〜山地の樹林周辺。市街地でも見かける。B見られる場所:アプラナ、ウツギなどで吸蜜。ヤナギ類、クヌギなどの樹液にも集まる。C分布:北海道〜九州。D大きさ32〜42mm。E雌雄:よく似ている。F季節型:ない。G食草:ニレ科のエノキ、エゾエノキ、ハルニレ、ヤナギ科のオオバヤナギなど。
表面は、武士が身につけた緋縅を思わせる色模様。裏面は樹皮のような風合いだが、LやCの銀紋はない。体とはねのつけ根には剛毛が生え、いかめしそうだ。@低地では夏に姿を消し夏眠するが、高山では夏に見られ、夏眠しない個体が避暑に行くともいわれる。秋には山を降りて冬を越し、春に産卵する。
(「ヤマケイポケッテガイドH チョウ・ガ」より)

2011年7月11日、長野県北安曇郡小谷村の栂池自然園に行きました。ヒオドシチョウがサンカヨウの葉に留まっていました。