ヘクソカズラ(屁糞蔓)

日本全土の日当たりの良い藪や草地、土手などにごく普通に見られるアカネ科のつる性多年草。別名ヤイトバナ、サオトメカズラ。揉んだり、潰したりすると臭う。「万葉集」でもクソカズラと詠まれているとか。ヤイトバナは花の中央がヤイト(お灸)のあとに似ているから。サオトメバナは早乙女がの被る笠に見立てたもの。葉腋から短い集散花序をだし、灰白色の花をまばらにつける。花冠は長さ約1cmの鐘形で先は浅く5裂して平開する。のどと内側は紅紫色。果実は枝果で直径約5mmの球形。熟すと黄褐色になる。この果実はしもやけの薬として古くから利用されてきたとのこと。

8月下旬、福岡県北九州市小倉南区の平尾台に寄りました。ヘクソカズラの花がたくさん咲いていました。

2012年8月24日 福岡県北九州市小倉南区平尾台