エルタテハ(L立羽) タテハチョウ科タテハチョウ亜科

①時期:年1回、7~9月に出現。成虫で越冬。②生息地:山地の樹林周辺、沢沿いなど。北海道では平地にもすむ。③見られる場所:アザミ類などで吸蜜。ダケカ ンバなどの樹液にも集まる。地上でも吸水。④分布:北海道、本州(中部地方以北)。⑤大きさ:30~36mm。⑥雌雄:よく似ている。⑦季節型:ない。⑧食草:ニレ科のハルニレ、カバノキ科のダケカンパなど。
はねを閉じると、木肌模様の裏面にある「L」の文字がひかえめに自己主張。前後、それぞれの表面の肩先に白い紋があるのが特徴だ。③花や樹液に訪れるが、雄は地上で吸水、山小屋のトイレにもよく集まる。軒先や露岩に下向きにとまり、はねを開閉させている姿を見ることも多い。物の気配には敏感。(「ヤマケイポケッテガイド⑨ チョウ・ガ」より)

2014年7月25日、長野県北安曇郡小谷村の栂池自然園に寄りました。園内でエルタテハを見つけました。